【夜なき亭おしながき】| TOPAbout| Introduction| NovelsDiaryContest 2012| Links
【応募作品一覧】| 010203040506070809101112131415

初版公開:2013年1月4日


【011】幻想ミレニアム   作:穂風奏

☆=3  ☆☆=12  ☆☆☆=5  合計=42

☆☆(フミん)
☆☆(逆行)
☆☆(イサリ)
☆☆☆(乃響じゅん。)
☆☆(ラクダ)
☆☆(<無記名>


もう少し短く書いてほしいなあと思いました。題材選びは良いですし、千年というキーワードでキュウコンとジラーチを持ち出したのも良かったのですが。
キュウコンが死してなお花畑に固執する理由は良かったと思います。他に生き方を知らない……そりゃそうだと納得できました。
ジラーチかわいいよジラーチ。
◆朱烏

☆☆☆
 今回の一、二を争うくらい好きな作品です。
 時というテーマに千年間眠り続けるジラーチをぶつけてきたのは面白い発想だなと思いました。
 キュウコンが花畑を作り始めてから500年。ニンゲンたちが攻め入った時には本当にこっちまで手に汗握ってハラハラドキドキしていました。そして、最後のジラーチとキュウコンのお話にもうやられてしまいました。
 とにもかくにも心のなかにずっしりと響く作品でした。面白くて、奥深くて、感動できる素晴らしい作品です。 ◆(無記名

☆☆
もしかしてこの作品、鳩イラコンにあった一千年の話をしよう(http://pijyon.schoolbus.jp/irakon/10/018.html)がモデルになっていたりするのだろうか? そういう連鎖って素敵だし、偶然だとしたらそれもそれでアツい。
文章はまだまだ荒い。伸びる余地があるのでもっと書いて読んで慣れて欲しいと思う。
◆No.017

☆☆
何故だかわからないけど、タイトル見ても内容思い出せなくて中身読んで思い出す、という行為を五・六回繰り返した。何故だろう。理由はわからないけど、タイトルと話の内容が結びつかなかった。
あ、話自体は結構好きです。
◆砂糖水

☆☆☆
 素晴らしいです。特にストーリー。展開が急じゃないし、結末も美しい。
 描写も丁寧で、タイトルも素敵です。
◆利根川 泰造


 願いの使い方が弱かったなぁというのと設定、特に序盤と時間経過の場面の設定がすこし弱かったかなぁと一読後の感想。
 絵本の話として、すごく見たい。ただ、小説として見ると、飛び飛びなので場面を追いかけるのがすこし大変なのと風景描写が足りなかった。長く足し過ぎれば、冗長なだけですが、あと一文だけでも足してくれると場面が想像しやすかったと思います。また主要人物以外のキャラがいまいち弱かった。
◆西条流月

☆☆
 これは他の方も仰られると思いますが、某有名な(?)イラストを彷彿とさせられた作品ですね。一千年という周期で語られる、キュウコンとジラーチの物語。文章イラスト共によく題材にされているのを見ますが、やっぱりこの組み合わせは良いものだ(笑)
 先ず物足りなかった点は、世界観が結構練られていたにもかかわらず、ストーリーが電車道の如く広がらなかった事。『キュウコンが既に死んでいて』、と言う主要な展開やアイデアは素晴らしかったのですが、それを補足する二代目のキュウコンや元の主人の存在にはやや焼き付け刃的な印象が残り、惜しいなと思わざるを得ませんでした。主人の方はそこそこ分量を割いておられましたが、キュウコンが己の一生をささげる程の思慕を抱いていたぐらいですし、冒頭のシーンなどもからめつつもう少しエピソードを盛り込んでも良かった気は致します。
 まぁしかし、逆に言えば主要なストーリーに的を絞った分、描きたいものは十二分に描けていたとも言えましょう。一千年の月日が齎した出来事と最後の帰結、そして次のステップへ――。多少物足りなく思えた部分はありましたが、総じて評すればとても良いお話に仕上がっていると思います。また機会があらば、こう言う雰囲気の作品を拝見させて頂きたいものですね!
◆クーウィ

☆☆
「時」というテーマでジラーチを読んでみたいと思っていたので、心の中を読まれた気分です。ジラーチもキュウコンもかわいい。
展開は長すぎず短すぎず、時の移り変わりも苦しいことなく読めました。千年の時と花畑、けっこう印象深く残っています。
◆小樽ミオ

☆☆☆
キュウコンの長命さを生かした素晴らしい作品だと思います。そして救いのある素敵な物語でした。ただ、主人以外が人間がどこまでも汚く醜い存在である事が少々悲しい、かな。
◆ミルメコレオ

☆☆
キュウコン可愛い。
◆SB

☆☆
キュウコンの執念が作り上げた、美しくも恐ろしいお話でした。

しかしながら、キュウコンとてどいつもこいつも千年生きるわけではないでしょうし、また呪いもそこまで強いわけでもないでしょう。なので、そういった長生き(少なくとも500年生きている?)の個体がもう一匹いるというのは違和感ありました。出生率をものすごく低くしなければ、キュウコンの人口増加がものすごいことになるかと……
設定を活かすのも大事とはいえ、それをすべて鵜呑みにしてしまってはいけないと思います(特に初代は乱雑な設定が多いですし)。
また、このお話での人間が良くも悪くも強すぎます。草一本生えない火事や、ポケモンが文字通り全滅するなどなど。物語のつくりが荒いと感じざるを得ませんでした。
◆リング

☆☆
千年は生きるとされるキュウコンと、千年周期で現れるジラーチという、ありそうで意外に見当たらなかった取り合わせの作品でした。起承転結でしっかり話がまとめられていて、ラストもどこか心地よい余韻を残す印象で、全体としての水準はとても高いと感じました。つまり、明確に「ここはこうした方が良い」というところは無かったのですが、ここまで来たなら後一歩踏み込んで、より読者の心に訴え掛けるような話作りを展開してもらえれば、と思いました。作品としてのメッセージは何か、そこを突き詰めたとき、平易でも明確なものを提示できれば、読者の心をさらに強く掴むことができるのではないかと、私は思います。
◆586

☆☆☆
千年がキーワードの二つのポケモンが合わさってる話で、始まりから終わりまで、綺麗にまとめたな、という感じでした。
最後のロコンたちの活発さが、これからの明るい幕開けを予想させます。
◆きとら

(作者票)
お題を聞いたとき、頭に浮かんだのは一枚のイラストでした。
廃墟の上でキュウコンとジラーチが並んでいて、2人きりで語り合っている。その下では白い花が咲き誇っていました。
数年前に見た絵で名前も作者も覚えていなかったけれど、ぱっと思い出したのはこれで書きなさいというお告げだな、というわけで書かせていただきました。
まだまだだなと思うところもあるけれど、個人的には大好きなキュウコンを書けて満足です。

先日No.017さんがイラストを見つけてくださいました。
「一千年の話をしよう」というタイトルです。(http://pijyon.schoolbus.jp/irakon/10/018.html
◆穂風奏