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初版公開:2013年1月3日


【004】ネコイタチと青い空   作:ねここ

☆=10  ☆☆=9  ☆☆☆=1  合計=31

(フミん)
(逆行)
☆☆(イサリ)
(乃響じゅん。) ☆☆(ラクダ)
☆☆(<無記名>

☆☆
お題がストレート、かつ最も活かされていると感じました。つまりダイゴさんが粋すぎて惚れる。
そして主人公もストレート。飾り気がなくて、嘘がつけない。ムウコン登場人物の中でも指三本に入るくらい好きです。
ザングースが懐くの早いなーと思いましたが、そりゃこんな主人公だったら懐かずにはいられませんよね。
朱烏

☆☆
話はとても理解しやすく、また共感を得やすいと思いました。ルイ君とダイゴさんの会話が軽快で、内容に多少毒があってもスムーズに読み進められます。良い短編だなと思います。
惜しいなと思いましたのは、時というテーマを扱いきれてなかった点ですね。出会ってから動き始める時計というのは確かに素敵なアイディアでしたが、いまいち活かしきれていないという印象を受けました。ルイ君の旅路を描くのに適したアイディアだったかもしれませんね。非常に惜しいと思います。
◆(無記名

☆☆
ポケモン小説としてはかなりまっすぐな王道ストーリー。だが、だからというかなのかなんなのか、すごく好感を持った。なんていうのかな、あ〜あるある、みたいな。お目当てとは違う方向に行っちゃったのだけどこれはこれで悪く無いというか。
最後の一文はお題によって誘発されていい文章の好例だと思う。
◆No.017

☆☆
最後の締めが素敵。時計の使い方もいいなあ。
◆砂糖水


 この作品からは、全体的に悪い意味でのチープさを感じました。
 地の文、セリフ、ストーリー、キャラクター。その全てがどうにも安っぽいと言いますか、書き込みが浅いような印象を受けました。
 テーマである「時」の絡ませ方はなかなか良かったです。
◆利根川 泰造

☆☆☆
今回の中で一番好きな作品です。
時計はどうするのかな、と気になっていたらそう使うのか!
思わずパソコンの前で「おぉー」と呟いてしまいました。
お題にもピッタリで、素直にいいなあと思いました。

こういう主人公が旅立つ系の話が大好物です。
ちょっとしたことにドキッとしたり、ワクワクしたり。
そういう人って見ていて楽しいし、こちらにもワクワクが伝わってきます。
あと、ザングースがかわいくて好きでした。
◆穂風奏


お題の『時』の使いどころ、仕草もよく書けてた。でも、一番魅せるべきところであるザングースとの出会いの描写が他のポケモンに比べて少ないのと助けるかどうかの葛藤が飛び過ぎてるなぁという感じが。もうすこし丁寧に書いてほしかった。主人公が自分の目的を優先させそうなイメージが自分の中で勝手に出来上がってしまったせいかもしれないがここで助ける選択肢が浮かんだのは意外だった。なんかもうすこし盛り上がってほしかった。
◆西条流月


 素朴な味わいのあった作品。……これは良い意味でも悪い意味でもあり一概には言えませんが、読了感は良かったです。ただ、やっぱり相殺しあった結果として、評価の方がちょっと芳しくありませんでした。申し訳ない……。
 良かった点は、兎に角イベントがてんこ盛りだった事。それほど長い作品ではないのですが、描かれているシーンや情報量は結構多く、作者の方のネタの豊富さに驚かされました。パッチールの登場シーンなんかは、頭の中に光景が浮かんで思わず顔がほころんだものです。……うん、夜中にひとりで気持ち悪ぃな俺!(爆)
 一方悪かった点は、内容に尖がった部分が少なかった事。メインテーマが王道なせいもあってか全体的に起伏に乏しく感じてしまって、イベントが多かった割に残ったものが薄かったのが一番残念でしたorz 別にお話が嫌いとかそういうのでは全然なく、登場人物の好みや人物像も練られていた方だとは思うのですが、如何せん展開が二次創作界隈では最もメジャーなパターンであっただけに、鮮烈な印象を残すのは難しいと言わざるを得ません。ポケモンと言い空気と言い自分好みな作品なのですが、拠り所となるような確固たるイメージが残らなかったのが痛かったですね……。
◆クーウィ

☆☆
ルイ君と近所の人の親しさは「親しい」と書けばそれなりには伝わりますが、それを親しさがあってこそ借りられる「醤油」で表現したところがいい小道具らしくなっていたなぁと思います。密接なかかわりがなければ醤油を借りたりできませんからね。
惜しむらくは、「苦しそうに横たわり」から始まるザングースが傷ついて倒れているシーン。ルイ君は見捨てることなどできないと思っているわりには「ザングースを助けたい」という心理描写があっさりしているので、彼の行動に説得力が足りないように感じます。「二匹の争いには関わるな」と教わりながらも「助けたい」と決意するにはそれ相応の強い理由が必要ですので、描写をもう少し厚くして心境の変化を描き出せればなおよかったかもしれませんね。
おわりに、最後の一文でにんまり和んでしまったので☆ふたつ! 「ふたりの歩みの時計」がここでいい味を出したなあと!
◆小樽ミオ

☆☆
少々あっさりしすぎの感もありますが、軽い読み物として丁度いいと思います。周りの子よりも少し遅い旅立ちですが、ルイ君がこれからザングースと旅を始めるのかと思うと……イイですね。こういうの大好きでございます!時計の意味も素敵でした。
◆ミルメコレオ


文章は読みやすかったと思います。だからこそというか、ストーリーのぎこちなさが目立ってしまったような気がしました。まぁ私も人のこと言えませんが。

「俺、やっぱりトレーナーには向いてないと思うんです」
と主人公が唐突に主張しますが、ぜひ明瞭な心情変化の過程がほしかったです。パッチールに追いかけらたり、アメモースの存在を知らなかったりしただけで何年もかなえられなかった夢を諦めるというのはちょっと変かなと感じました。アメモースの件にしても、ここにおける主人公の心情描写をもうちょっと丁寧にするとよいような。
また、パッチールにビビってた割にはネコイタチ君を勇敢にも命がけで助けていましたね。ここの心情の変化も丁寧に書いてほしかったかなと思います。きっと物語において大事なところだと思うので。
これができてれば、もっともっと面白くなっていたような気がします。ちょっともったいない。
◆SB


時間というテーマを非常に良く生かした作品だと思います。
こうして記念日をいくつも増やしていくことで一生の思い出になるとか、素敵ですよね。醍醐さん意思のことだけじゃなくそういう情緒も持っていたなんて……

ただ、テーマの活かし方を良いと思う反面で、ポケモンの生態を上手く把握していない(アメタマの件など)が少々違和感を感じます。勉強嫌いといっても、ポケモンの事をよっぽどシャットダウンしていないとあの世界では触れないことのほうが難しいと思いますし。
テーマを上手く扱っている分、ところどころの描写で残念に思います。ダイゴさんに情緒があるのは何の問題もありませんが、野生のザングースを助けることの是非について向き合う際には、チャンピオンとしての威厳をもう少し出せればと思いました。
◆リング


話の筋は手堅くまとまっていて、主人公も正確を把握しやすいタイプと言えます。ザングースとハブネークを前にした主人公の心理的葛藤も自然であり、特に大きな穴はありません。ただ、それが災いしてか、全体として平坦な印象を浮け、目立って面白い箇所も見当たらないと感じました。あと、「時計」のファクターは面白い形で使われている(実際の時刻ではなく、ポケモンと出会った時刻を基準とする)のに説明が弱くて、一度ではすっと入って来ませんでした。読ませたい箇所を明確にして、一つ一つの説明をよりきちんと行うことで、全体としての厚みを増させることができると思います。
◆586


私、ダイゴさん大好きなんです。マサポケの方々はある程度知っているかと思いますが、外部の方にも説明しておこうと思いまして。
他の方々は、数の使い方が面白いとか面白くないとか言ってまして、そういう見方があるのだなと思いますが、私は「で、なんでダイゴ出したの?」って感想です。
エアームド使ってる強いトレーナーだから??
そのあたりがとても気になってこの評価です。
◆きとら